運動器とは身体活動を担う筋・骨格・神経系の総称であり、2004年の「国民生活基礎調査」の有訴率では男性では腰痛が1位 、肩こりが2位、女性では肩こりが1位、腰痛が2位、手足の関節痛が3位 となっています。
整形外科はこのような運動器の障害や機能不全を扱う診療科です。 当院では四肢関節変性疾患(変形性膝関節症、変形性股関節症等)、脊椎変性疾患(腰部脊柱管狭窄症、頚髄症等)、四肢・脊椎・スポーツ外傷(骨折、靱帯損 傷等)および手の外科等の疾患を扱っており、専門性を活かした診療を行っています。まず、変性疾患に対しては消炎鎮痛剤内服、関節注射、神経ブロック等の 保存的治療を行い、保存的治療に抵抗性のある症例に対しては手術治療を行っています。人工関節置換術はMIS(最小侵襲手術)を取り入れいます。
登録医先生方のご協力のもとに、内服加療、リハビリ等の保存的治療が必要な患者を登録医の先生方に診療い ただき、当院においては手術加療が必要なケースを中心に診療を行い、円滑に連携を取っていく形を更に実現していきたいと考えています。