現在、常勤医師4人体制で診療を行なっています。常勤医の全員が消化器病関連学会(日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会他)の専門医 であり、より専門性の高い診断、治療ができる体制です。平成20年度からは、新しく後期研修医の2名が加わり、より充実した診療体制に進化していきます。
消化器内科では、上部消化管内視鏡検査(FGS)、下部消化管内視鏡検査(CF)に加えて、超音波内視鏡 (EUS)、経皮的肝生検、内視鏡的逆行性膵胆管造影(ERCP)といった検査で消化器病の診断・治療を積極的に行っています。上部・下部消化管出血等に 対する内視鏡的止血術や急性胆管炎、膵炎に対する内視鏡的緊急ドレナージ等は、24時間オンコール体制で対応しています。
近年の新しい分野として平成14年から食道、胃、大腸に対する内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)、平成18 年からダブルバルーン小腸内視鏡検査(DBE)も県内でいち早く導入し最先端の診断・治療を行っています。
内視鏡機器の洗浄においては、症例毎に、学会の定めた厳しいガイドラインに準拠した、世界水準の自動洗浄器 を用いたスコープの洗浄・消毒を行っています。これにより内視鏡検査による感染を未然に防止し、患者さんに、より安全な内視鏡検査/治療を受けていただける よう心懸けています。
平成18年度から従来の検査機器を一新、内視鏡光源/スコープを最新のハイビジョン高画質内視鏡が導入して います。最新機器の導入によって、患者さんへより質の高い医療を提供できる環境になっています。よいスタッフ(消化器病関連の学会資格を有した専門医と内視 鏡専門検査技師)と最新の検査機器が揃い、地域に最高の医療を提供できるものと思います。