市民公開講座「おなかの病気を知ろう」① 開催報告

2016/06/07消化器内科
日本消化器病学会 九州支部
第88回 市民公開講座 「おなかの病気を知ろう 〜あなたの悩み・疑問に答えます〜」
日   時:平成28年4月16日(土) 午後2時〜4時
場   所:沖縄市民会館 中ホール
定   員:なし
参加費:無料

去った4月16日(土曜日)、沖縄市民会館中ホールにおいて市民公開講座を開催し、多くの市民に参加して頂きました。これまで県内では8回行われましたが、沖縄市での開催は初めてでした。

今回は、根治的治療の難しい膵癌(5年生存率10%以下)と完治する可能性の高い大腸がん(5年生存率約70%)について講演を行いました。臓器の特性よって癌の早期発見に差があること、原発臓器外への浸潤が早い時期から起こることなど、講演を通して市民と一緒に考えていきました。

また、癌の早期発見のための検診の重要性についても詳しい説明がありました。講演後の質問コーナーでは、会場から活発な質問があり、大変有意義な市民公開講座となりました。

今回の市民公開講座は1年前から準備を始めて行きました。診療支援室の島袋直子主任らが中心となり、講演について色々アイディア出して頂き、広報活動、会場設定から運営まで全てにおいてご尽力頂きました。また、公開講座当日、多くの敬愛会のスタッフのご協力をいただき、成功裏に公開講座を開催することができました。

最後に、当日会場への参加者からのご意見・感想や質問、また、事前に寄せられた質問についての回答も載せてありますので、ご覧いただけましたら幸いです。

消化器内科 座覇 修

平成28年4月16日(土)、沖縄市民会館中ホールにおいて、市民公開講座を開催し、多くのみなさんに参加頂きました。沖縄県内での開催はこれまで8回ありましたが、今回初めて沖縄市での開催となりました。

開会挨拶(座覇修:中頭病院消化器内科部長)

開会のあいさつ
(座覇 修:社会医療法人 敬愛会 中頭病院 消化器内科部長
/第88回市民公開講座 当番世話人)

【講演1】 根治的治療の難しい膵癌(5年生存率10%以下)について診断と治療の現況をふまえ、早期発見するための危険因子や検査方法について講演を行いました。

    ※ 講演の要約はこちらから: 石原健二「膵癌の診断と治療の現況」

講演1「膵癌の診断と治療の現況」(石原健二:中頭病院消化器内科医長)

講演1 「膵癌の診断と治療の現況」
(石原健二:社会医療法人 敬愛会 中頭病院 消化器内科医長)

【講演2】 完治する可能性の高い大腸癌(5年生存率約70%)について、癌の早期発見のための検診受診の重要性について講演を行ないました。

    ※ 講演の要約はこちらから: 金城福則「大腸癌から大切な命を守るために」

講演2「大腸癌から大切な命を守るために」(金城福則:浦添総合病院 消化器病センター顧問)

講演2 「大腸癌から大切な命を守るために」
(金城福則:社会医療法人 仁愛会 浦添総合病院 消化器病センター顧問)

特別企画「消化器内科専門医によるおなかの病気の質問コーナー」では、会場から活発な質問があり、大変有意義な企画となりました。

特別企画「消化器内科専門医によるおなかの病気の質問コーナー」のようす

特別企画 「消化器内科専門医によるおなかの病気の質問コーナー」のようす

質問に答えた金城福則先生(左)、座覇修部長(右)

金城福則先生(左)、座覇修 消化器内科部長(右)

知念隆之 消化器内科部長(左)、石原淳 ちばなクリニック副院長(中央)、石原健二 消化器内科医長(右)

今回の公開講座にご参加頂いた多くのみなさんへの感謝を込めて、講演と質問コーナーに登壇した消化器内科医全員でお礼を申し上げました。

閉会のあいさつ(石原淳 ちばなクリニック副院長)

閉会のあいさつ
(石原淳:社会医療法人 敬愛会 ちばなクリニック副院長)

閉会のようす

閉会のようす

DJモーリーさんを司会にウチナーグチを交えて市民公開講座を盛り上げて頂きました。また、多くの市民のみなさんにご参加頂きたく、壇上での手話と内容の要約をスクリーンに投影しました。

ラジオ沖縄パーソナリティの儀保盛充/DJモーリーさん(左)と手話通訳士(右)

ラジオ沖縄パーソナリティの儀保盛充/DJモーリーさん(左)と手話通訳士(右)

要約筆記者のみなさん

要約筆記者のみなさん

市民公開講座事務局記念写真

市民公開講座事務局のスタッフ