診療科のご案内
東日本大震災の時、食物アレルギーのお子さんの中で、避難所で提供される炊き出しやパンなどの非常食を食べられない事例が発生しました。(小麦や卵、乳アレルギーのお子さんでは、アレルゲンを含むパンや料理を食べるとアレルギー症状が出る恐れがあるためです。)
大型台風や停電・水害などでも、数日間買い物ができなくなる可能性があります。そのため食物アレルギー児のご家庭においては、緊急時の非常食としてアレルギー対応の保存食やレトルト食などを少なくとも3日分程度(可能であれば1週間分)を備蓄しておくことが大切です。
持ち出し用の避難袋などにも数食分は常備しておきましょう。ミルクアレルギーのお子さんでは、使用可能なアレルギー用ミルクの準備も必要です。最近は通販やスーパーの専門コーナーなどでもアレルギー対応食が充実しているので、この機会に利用してみるのもよいと思います。(アレルギー対応のパンやカレー、レトルトのお惣菜、お菓子など種類も豊富で、アレルギーのないご家族が同じ物を食べることも可能です。)
アレルギー食材混入を防ぐため、プラスチックの食器類もあると良いと思います。水不足で洗いものが難しい場合は、食器をラップでつつんで使用し、その都度ラップの交換を行うと、洗いものが少なくなるため便利です。ポリ袋などでも代用できます。
個人情報や薬情報はカードの裏面やタグ内に折り込んで内側面に記載なども可
過去のアレルギーコラムもご参照ください。